岐阜市と一宮市に5校を展開する学習塾。クラス授業・個別指導で、小学生・中学生・高校生を対象。英語教室・そろばん塾も併設。

ニュース&ブログ

時事問題 その2

前回TPPについて書きました。

今回もその続きであります。

本当は昨日、野田首相がTPP参加を表明する予定でしたが

1日先延ばしになり、今夜発表となりましたね。

中3のみなさんは

国会・内閣のところで学習したように

条約の締結事態は内閣のお仕事であります。

1年も前からすでに参加する気満々であったわけですから

国会議員の人たちの多くがどんだけ反対と騒いでも仕方がないわけであります。

(もしかしたら今夜の会見で首相が参加を見送るかもしれませんが…)

日本も交渉のテーブルについて

日本の国益にかなうようなルール作りをすると言われています

すでに9カ国の間で決められていることもあるわけで…

日本が後から、あれこれ吠えても1対9でありますから、まず勝ち目無し!

もし仮に、勝てるような外交交渉ができるなら

最初からTPPに参加しなくてもやっていけるわけです。

さて、

中2のみなさん、1858年に結ばれた不平等な条約覚えてましたか?

「関税自主権がない」、「治外法権を認める」

不平等条約を撤廃するのに、50年以上かかりましたよね。

雑な説明ではありますが、今回のTPPもこの2点にほぼ近い内容になる可能性があります。

で、内閣がこの不平等な条約を結んでしまった場合ですが、

江戸時代とはちがい、今の日本には国会がありますので大丈夫!

国会の大事なお仕事に、「条約の承認」というものがあります。

衆議院の議決が優先されるので、議員のみなさんが条約反対にまわれば終わり。

めでたし、めでたし…

と、ならないのが今の国際社会!

一度約束したことを破るとは何事だ!

と、確実に世界中の国(ほんとはアメリカだけ)から非難を浴びます。

ただでさえ、亀裂が入っている日米関係に追い討ちをかけることになります。

国際的に孤立するおそれもありますから、TPPから脱退できない!

とかなんとか言って、

国会議員のみなさんも見事に丸め込まれてしまって…

と、いうシナリオがもうできているそうです…

困りましたね。

今回のテスト範囲の内容にぴったしのネタでしたね! …orz

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



次の記事 

前の記事 

このページの先頭へ