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BBQを科学する
とある生徒
「せんせー。バーベキューばっかやってるよね。」
「太るよ…っていうか,お腹の肉やばくない?」
僕
「いいんだ。食材を美味しく頂くには,BBQが最高にいいんだ。」
とある生徒
「そーかなー。」
そこで,なぜBBQが美味しいのかを科学してみました。
その1
「炭火は強火の遠火」
これで,食材の表面に適度な焦げ目がついて,うまみを閉じ込めるんです。
その2
「炭火はパリッ」
ガスには水素が含まれているので,燃焼すると水蒸気が発生します。
炭にはほとんど含まれませんので,燃焼しても二酸化炭素しか発生しません。
ですから,炭火はガス火で焼くよりもカリッと焼けるのです。
その3
「くん製効果」
炭火で焼くと煙がでますよね。
あの煙によって,「くん製」効果がもたらされ美味しさが引き立つんです。
その4
「灰から近赤外線」
熱くなった炭の表面には白い灰がついています。
その白い灰(セラミックス)からは,近赤外線が放出されています。
これにより,うまみ成分を逃がさず上手に焼けるのです。
うなぎの蒲焼職人さんは,この白い灰を飛ばさないようにしながら,炭を勢いよく燃焼させるようにうちわで扇ぐのだそうです。
その5
「雰囲気補正」
最終的にはコレです。
外で楽しくわいわいやるから,おいしいんです。
自分で準備して,自分で焼くから一層のことです。
さて,中学生の皆さん。
「その2」は教科書にも載っている大切なことです。
覚えておいてくださいね。
次のBBQが楽しみでしょうがない
@Shinoty
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